裁定取引
裁定取引とは、裁定とは「事柄の善し悪しを調べ、決定すること」を意味しており、株式の現物取引と株式指数先物取引市場の格差を利用し値ザヤを稼ぐ取引です。
日経平均採用銘柄をひとまとめのパッケージにして日経平均先物との乖(かい)離幅を利用して取引を行う裁定取引が代表的なもので有名です。
例えば、1月時点で日経平均株価が1万4千円、3月の先物が1万5千円の場合なら、平均株価に採用されている225種の全銘柄を買い、先物は売っておきます。
決算時に平均株価は1万5千円なら、
先物では利益はないけれども、現物では1000円儲かります。また1万4千円なら現物に利益はなくても先物で1000えん儲かる…という仕組みになっています。