インサイダー取引
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インサイダー取引とは、企業の関係者が、自分の会社に関する情報を知り、一般に公表される前にその情報に基づいて、株式等の証券の売買を行なうこと言います。
「インサイダー」とはいわゆる内部者のことで、たとえ現在勤めていなかったとしても、会社を辞めて1年以内の者もインサイダーと見なされてしまいます。
証券取引法では、内部者しか知りえない未公開情報を扱うインサイダー取引を禁止していますが、未公開の情報はすべて証券取引法が禁止するものではないので要注意。
インサイダー取引として情報としては、
①株式、新株予約権付社債の発行
②資本の減少
③自己の株式の取得
④株式分割
⑤配当
⑥株式交換
⑦株式移転
⑧合併、会社の分割
⑨営業または事業の譲渡や譲り受け、解散(合併による解散を除く)
⑩新製品または新技術の企業化
⑪提携
⑫災害に起因する損害や業務遂行の過程で発生した損害
⑬売上高や利益、配当などが直近に発表された予想値に比較して、新たに算出した予想値あるいは決算の数字に差異が生じたこと
などがあげられます。