貸借倍率
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貸借倍率とは、信用取引の買い残株の売り残株に対する比率で、
制度信用取引における貸借取引の状況を示す指標です。
東京、名古屋、大阪市場の数字に注目を置かれ、 倍数が大きいと取組関係の悪化を、10倍にもなれば相場は警戒圏といわれます。また倍数が小さくなることは好転すると見られます。
数字の求め方は、買い残株を売り残で割ります。
【制度信用取引 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より】
制度信用取引は、証券取引所が一定の基準で選択した銘柄のみを扱い、金利(または貸株料)や弁済期限も一律に定められている。制度信用取引は、信用取引のために株や資金の貸出しを専門に行っている証券金融会社より、証券会社が株や資金を借入れて、投資家の注文を処理する仕組みとなっている。
ただし、株の貸出しに関しては制度信用取引の銘柄全てについて行われているのではなく、基準を満たした一部の銘柄に限られている。このため、空売り可能な銘柄は少数に留まる。一般に制度信用取引が可能な銘柄を信用銘柄、貸株が認められ空売り可能な銘柄を貸借銘柄と呼んでいる。