岩戸相場
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岩戸相場とは、昭和30年代中期の岩戸景気による大相場のことで、世界の技術水準に追いつくために、民間の設備投資による好景気を謳歌しました。
昭和32年12月27日の471円53銭を底に、昭和36年7月18日の1829円74銭まで上昇し(日経平均株価)、大衆資金を集めた投資信託はリード役を務めました。
【岩戸景気 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より】
神武景気、いざなぎ景気と並び、戦後高度成長時代の好景気の一つ。景気拡大期間が42ヶ月と神武景気の31ヶ月をしのぎ、神武景気を上回る好景気から、神武天皇よりさらに遡って「天照大神が天の岩戸に隠れて以来の好景気」として名付けられた。
過剰な投機熱による技術革新によって支えられた。設備投資が景気を主導し、順調に発展していた。一社の民間企業の設備投資が、別の会社の設備投資を招き、「投資が投資を呼ぶ」といわれた。特需の役割は神武景気時代より低比重の一方、外国資本の流入が急増(外国資本の純流入額は外貨調達源として12%)し本邦資本の流出の増加を大きく上回ったことによって資本取引面の比重が上昇。