税効果会計
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税効果会計とは、通常、バランス・シート(貸借対照表)上の資産・負債の金額と、税法上の計算によって算定される資産・負債の額は、異なり、そのバランス・シート上(会計上)と税法上(税務上)の違いを税金費用で調整しようとする会計手法のことをいいます。
2000年(平成12年)3月期より株式公開企業全面に適用され、より正確に企業の財務状態が判断可能になりました。
【税効果会計の概要 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より】
企業会計における損益の認識時期(どの会計期間に計上されるか)と税法上の損益認識(認容)時期は必ずしも一致しないため、利益に対して課税されるはずの法人税等の額は必ずしも最終利益に比例するわけではない。税効果会計を適用しない場合においては、税引前当期純利益が黒字であるが、法人税等の額が税引前当期純利益の額を上回るため税引後利益が赤字になるといった事例が発生しうる。これは、会計上の損益認識時期と税法上の損益認識時期が一致していない、すなわち会計上の税引前当期純利益と税法上の課税所得が一致しないためである。