固定資産
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固定資産とは、長期に保有、使用できる資産のことです。
工場、機械・装置、店舗、土地などは「有形固定資産」で、建設中の固定資産は「建設仮勘定」となります。実用新案権、工業所有権、電話加入権、借地権など形のない資産は「無形固定資産」といいます。 有・無形固定資産から、建設仮勘定、土地を除いたものを「償却対象資産」といい、これは耐用年数があるので減価償却をし投資の回収を行います。
固定資産を使用し商品を作る際に発生する(コスト)生産、販売、人件費、有・無形固定資産の一定率分などは「減価償却費」といいます。 定額法とは、その耐用年数で等分に割る方法で、定率法とは、一定の比率を掛けて、早く多めに償却する方法のことをいいます。 有価固定資産の推移で、会社の設備投資動向がうかがえます。
投資勘定には、子会社の株、長期貸付金、関連会社、提携会社への投資有価証券が含まれます。 系列強化のために、この勘定項目が増えてる企業が多くなってきましたが、不採算企業への投資、新規事業の子会社化による投資回収の困難が原因として母体が危うくなる企業も存在し、投資家にとっては注意しなければならない点です。