制度信用取引
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制度信用取引とは、一定の資金や株券、公社債を担保にして証券会社から融資を受け株を買ったり、株を借りて売ったりできる取引のことをいいます。証券会社は投資家に信用を供与しますので「信用取引」と呼ばれています。(大阪では、マージン取引ともいう)
これには、期間、委託保証金などのいくつかの約束事があり、以下のような仕組みになっています。
①委託保証金を積んだ投資家から信用取引の注文を受けた証券業者は、買い注文の場合はまるまるの代金を、売り注文の場合はその株券を調達して取引所で売買し、業者間で4日目に決済する。
②業者と売買注文した投資家との間は、委託保証金を積んでいますが、取引した関係が残っているので、投資家は一定期間内に買っている株券は売って差金決済を行うか、資金を調達して現金を引き取り、売っている株は買戻し差金決済を行うか、株券を渡します。これは、規則上、損得に関わらずいずれかの方法で取引を終えることになっています。
制度信用取引ができる銘柄は、株券等のうち、証券取引所又は日本証券業協会が決めた銘柄に限られており、制度信用銘柄を対象とした買付けであれば、貸借取引により当社が買付代金を借り入れることは原則として可能ですが、売付株券を借り入れることができるのは、制度信用銘柄のうち、証券取引所又は日本証券業協会が決めた銘柄に限られます。
なお、制度信用取引の返済期限は6か月と決められており、6か月を超えて制度信用取引を継続することはできません。
【公社債 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より】
公社債(こうしゃさい)とは、公債(国債と地方債)や社債といった「債券」の総称である。
主に以下のような種類の債券がある。
国債
国債は国が財政上の必要から発行する債券。
地方債
地方債は地方公共団体が財政上の必要から発行する債券。
政府保証債
元利金の支払いが政府によって保証されている債券。
住宅債券
住宅金融公庫が発行する債券。
社債
事業会社が発行する債券。