証券金融会社
-
証券金融会社とは、証券取引所会員の証券会社に対し、信用取引の決済に必要な金銭または有価証券を貸し付ける貸借取引貸付を基本業務とし、そのほかに公社債貸付、一般貸付などの業務も行なう証券取引法に基づく資本金5,000万円以上で金融庁の免許を受けた証券金融専門機関のことです。
現在、日本証券金融(日証金)、中部証券金融(中証金)、大阪証券金融(大証金)の3社があり、資金は日銀、都銀、コール市場などを通じて一定枠の融資を受け、その枠内で全証券会社に融資限度枠を設けています。枠以上の融資を証券会社が受けた場合、会員別増し担保を取られます。
【証券の歴史 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より】
商品取引が活性化したり、投資案件が巨額になると証券化が進んだ。
日本においては、酒田市(山形県)において、江戸時代に米の証券化が進んでいた。米穀証券はそのまま家臣へ禄として支払われ貨幣経済を興隆させた。酒田には商人が集まるようになり、米相場の一大拠点となった。
大航海時代、遠洋航海はハイリスク・ハイリターンな投資案件であった。このため、出資を小口に分割し将来、口数に応じた配当を行うというビジネスモデルを取った。これは株式会社の原型となっている。
20世紀後半より、先進諸国では不動産の証券化が進展。これにより最も流動性が低い資産のひとつであった不動産の取引・再開発が活性化した。