権利処理
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権利処理とは、信用取引で買った場合の配当、増資の権利の処理ルールのことです。これは、買い方・売り方の損益を不公平にならないように、適正な処理を行う目的としています。
配当落ちでは、配当が確定した段階で、売り方から買い方に配当額を支払い、権利落ちについては建て単価より権利処理価格を差引くことによって調整されることになっています。
権利落ちについては、買い方が値下がり分マイナス勘定になるので、権利落ち日に取引所が「権利処理価格」を決め、その分だけ信用取引の約定値段を引き下げることにより調整されることになっています。
【制度信用取引 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より】
制度信用取引は、証券取引所が一定の基準で選択した銘柄のみを扱い、金利(または貸株料)や弁済期限も一律に定められている。制度信用取引は、信用取引のために株や資金の貸出しを専門に行っている証券金融会社より、証券会社が株や資金を借入れて、投資家の注文を処理する仕組みとなっている。
ただし、株の貸出しに関しては制度信用取引の銘柄全てについて行われているのではなく、基準を満たした一部の銘柄に限られている。このため、空売り可能な銘柄は少数に留まる。一般に制度信用取引が可能な銘柄を信用銘柄、貸株が認められ空売り可能な銘柄を貸借銘柄と呼んでいる。